2003.09.08新周南より
航空写真で海岸線の変化も 30日まで山銀櫛ケ浜支店で写真展 華雲塾が“櫛浜の日”で講演会 |
スクリーンの前で説明するメンバー |
周南市櫛ケ浜のまち起こしグループ、華雲塾(青木義雄塾長)が9月4日を“櫛浜の日”に決め、それを記念する「空から見た櫛浜の変遷」講演会が4日夕、櫛浜コミュニティセンターで開かれた。会には60人が参加し、スクリーンに航空写真を映しながら埋め立てで変化してきた海岸線や住宅が増えた様子などをメンバーが説明をした。
航空写真は戦後、国土地理院が数年ごとに撮影しており、戦前の写真も紹介した。5日から30日まで山口銀行櫛ケ浜支店で写真展が開かれている。
写真で、埋め立てが進むまでは白砂青松の砂浜が続き、海水浴場や干潟があったことがわかり、メンバーはナマコもよくとれたと説明していた。
また戦時中の伐採で樹木が切られた山に戦後、緑がよみがえったが、マツクイムシの被害で再び荒れ、さらに住宅地としての開発が進んで山の保水力が弱くなり、最近は山の中の池も水がかれていることを話し、高齢者たちは懐かしそうに聞き入っていた。